DETAIL
ミリタリーのトレーニングウェアーをベースにしたスウェットパンツ
スウェットの中でも通常16.5ozはかなり厚手に相当しますが、本製品はそれよりも厚い20.5ozのファブリックを使用
ドライタッチで長年の着用や洗濯にも強く、堅さやハリが残るので、形崩れしにくいのが特徴です。
ニット生地を編み立てる旧式の吊り編み機は1960年代頃まで使われていました。
空気と一緒に編み込むような柔らかな風合ながら、一日に数メートルしか編む事が出来ません。
大量生産期には生産効率の低さ故、革新機へと転換されました。
本製品は、革新機でも吊り編み機で編んだようなビンテージスウェット特有のヨコ段が走る表情に編まれています。
膝部分はステッチが施されており、あて布をした二枚仕立てになっています。
通常のスウェットパンツの場合、運動量の多い膝部分は着用を重ねるとぽっこりと出てしまい強度も落ちてしまいますが、このディティールと生地がそれを許しません。
このあて布、実は微妙に左右の形に差があります。
作業などで片膝をついて作業していた為に片方の膝当てが垂れたヴィンテージの個体があり、それをデザインに用いてます。
トップ染めブラックバージョン
トップとは撚糸前の短繊維を撚糸以前のワタ状の短繊維の状態の事
謂わばファブリック(布)となる前、ファブリックの基の糸となる前の、根本的・初源的なスタートの状態です。
この段階で本製品は染色しています。ガーメントを染めるには大まかに三つの方法が有ります。製品で縫い上げた後に染める「製品染め」原反の段階で染める「反染め」、糸の段階で染める「糸染め」です。
これらの染色方法の範疇内の比較だけで言えば製品染が最も弱く糸染が最も染色堅牢度は高いです。
本製品で用いたトップ染めは糸染めの更に前の状態で染色した最強の染色手法です。
素材
コットン100%
サイズ詳細(cm)
サイズ32(M) ウエスト66 股上36 わたり幅35.5 股下74.5 裾幅20.5
サイズ34(L) ウエスト72 股上36.5 わたり幅36.5 股下76 裾幅22