英国陸軍で運用されていたトレーニングウェアをベースにしたデザイン
右身頃は1930年代、左は1940年代
それぞれ異なった時代の、異なった仕様のデザインを忠実に再現し、大胆に身頃中央で繋ぎあわせたユニークな逸品です。
ベースにした2着のビンテージウェアは、基本設計は同じですが、時代によって、リブの組織や大きさが異なっています。
それぞれを忠実に再現したために、ソデのリブは大きさが異なり、スソのリブには段差が生じています。
通常は以上でデザイン説明が終わるのですが、この先に、もう一段階ひかえているのがナイジェル・ケーボンの製品の面白い点です。
ぱっと見のデザインを上記のように使い分けると共に、ミシンも変えています。
右側の30年代にはオリジナルに使われていたとおり、フラットシーマという布の重なりを極力なくしてパーツをつなぎ合わせるミシンを。
左側の40年代にはロックミシンを使用しています。
かなり変わったデザインのようにも思えますが、全体がベーシックなカラーで統一されていること、そして基本設計は極限まで無駄を省き、機能性に徹することでシンプルになっていることで、全体に馴染み感が出て不思議に落ち着いた一着に仕上がっています。
素材
コットン100%
サイズ詳細(cm)
サイズ48(M)
サイズ50(L)
サイズ52(XL)
着用サイズ
サイズ50(L):180cm 62kg